時間を無駄にしがちな人必読!王城夕紀の小説をおすすめする理由とは?

みなさ〜ん、カリメ〜ラ〜!

本とあなたのキューピッド、寒河だよ!

 

YO!豪雨に濡れた、僕の靴♪

新聞紙入れて乾かす、それがコツ♪

次の朝まで乾くの、気長に待つ♪

履いていったら再び濡れる僕の靴……。

(ほんと雨めんどくさい……、傘が不完全すぎるんだよ。「濡れるのマシになんだから、いいじゃんよ。無いよりかはいいっぺ」みたいなあのスタンス。

だれかやる気のある傘を僕にください!「1滴たりとも濡らさせはせんわ!」っていうぐらいの気合のあるやつ)

 

ダラダラと記事に関係ないこと書いてすみません。(こういうのを書かないと真面目なことダラダラ書いちゃって、単調になっちゃうんですよね)


今回はタイトルで言ったように、時間を無駄にしがちな人必見です!

(例えば、ブログの記事書こうとしてもいいアイデア無いからって、YouTubeを見だして半日潰す奴とか。……現在、大学生の僕だね。

例えば、「さあ、今日の授業の復習するぞ!」って意気込んでも、ふいに始めたポケモンのゲームで半日潰して、結局ろくに勉強できてない奴とかね。どうしようもないね、そいつ。…………それ、高校の頃の僕だわ)

 

で、そんな人におすすめできる小説があるんですよ。

王城夕紀さんの『マレ・サカチのたったひとつの贈物』と『青の数学』です。(今回『王城夕紀さんのデビュー作『天盆』は紹介しません)

高校の頃、『青の数学』を読んだ僕は焦燥感に駆られました。

「ちょっと待って。僕は20歳までになんかできそう?……なんもできそうにない!まばい!(ひどくまずいぐらいやばいの略)なんかやらないと!」というふうにね。(ダメなやつの典型例、ここにありだね!キラリ☆
……そんな明るく言うことじゃないな)

そう思った僕は今までよりさらに本を読むようになったわけです。(月に読む本が冊増えました)

 

「死ぬまで時間なんてまだまだある」

「まだ高校生だし、余裕余裕、猶予猶予」

「だらべっちゃ」(?)

そんな余裕こいた人たちよ、これらの本をたんと読みなさいね。何か得られることがあるはずだよ。

 

例えばね、これ大事よ。

自分に必要なことを勉強しまくったら、将来年収1000万とか貰えるかもしれない。

ファッションとかコミュ力とか、自分の魅力を増やして徹底的に磨いたら、理想の彼氏又は彼女ができるかもしれない。

「無駄な時間なんて無い」ってことをこの小説を読んだら思い知るよ。(偉そうに言ってごめんね。ペコリンコ)

 

別にこの小説は自己啓発本とかじゃないからね。 単なる小説だから。もちろん内容も滅茶面白いからね。

では早速小説を紹介していきましょう。

レディ、ゴーォーオー……カモン!

フゥー!

……今回はふざけすぎたか?また長くなってしまった。

 

『マレ・サカチのたったひとつの贈物』

瞬きしたら、君はもういない――世にも珍しい「量子病」に冒され、五秒後の居場所すらわからぬまま、世界を跳躍し続ける稀。そんな彼女の生きる意味とは?

引用:『マレ・サカチのたったひとつの贈り物』 – 中央公論新社

いつ跳ぶかもわからず、どこに跳ぶかもわからない奇病「量子病」にかかった坂知稀。

当たり前だけど家族、恋人、友達に会いに行くことさえ難しくなる。いきたい場所にも自由に行けない。お風呂やトイレにもおちおち行けない。

自分の積み上げてきたことは全て捨てざるをえない状況にあります。

そんな境遇にある「マレ・サカチ」が自分の跳ぶ意味を探す、考える物語だと僕は思っています。

 

えーさて、僕は文庫化してからこの本を買いました。

単行本は学生には高いんだよねぇ。ポイポイと買いたいよね。あー、ブルジョワりたい!(ブルジョワる。寒河の造語。お金持ちのようなお金の使い方をしてみたいの意)

西洋絵画みたいな表紙イラストに惹かれ手に取り、伊坂幸太郎さんの推薦文を読み、あらすじを読み、「あ、これ絶対面白いやつだわ」と確信して購入しました。

ページを開かずとも面白さがわかる小説はあまり無いんですよ。(村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』文庫本をジャケ買いしだぐらいですね。漫画はジャケ買いできるけど、小説のジャケ買いは難しいよね)

読んでみたら、予想に違わず面白い!

設定がまず新鮮。タイムリープがあっても、異世界転生があっても、こういうのは無かった。(最近のファンタジー世界、異世界から来た人の人口の方が多いんじゃない?)

あと後半の場面の進むテンポが心地いいんだわよね。短文でトントンと進んでいくんですよ。「クライマックス来たーー!!」ってなって震えちゃう。

 

さて、本題。

この物語は、時間を無駄にはできないということをよく教えてくれる。

例えばマレ・サカチは自分の病を知ると、即座に色々な外国語を学び始めました。

マレ・サカチの場合、跳びながらゆっくり言語を学ぶことなどできません。図書館とか本屋に跳ぶかどうかなんてわからないですし。

 

僕たちは時間があるのがわかっているから、無意識下で心に余裕を持ってしまう。

その余裕が無駄な時間を過ごすことに繋がるんじゃないか?

そう僕は思いました。(ひとつ身もふたもないことを言うと、「何が無駄か」なんて、後にならないとわからないんだけど笑)

 

一夜漬けをする学生は心と時間に余裕がないから、必死で暗記しますよね。

それと同じで、マレ・サカチは常に「一夜漬けの学生」状態とも言える。

マレ・サカチに比べて僕たちには余裕がある。

だから、余裕があるからこそ色々なことができる、なにかを突き詰めるチャンスと時間を僕たちは持ってます。

 

先に言ったように理想の彼氏、彼女をつくるために自分磨きを極めてもいい。

小説を書きまくって応募して、作家になってもいい。

頑張って株の勉強をして働かずに食えるぐらい稼いでもいい。

一日中、何もせずダラダラ時間を過ごすなんてことは贅沢です。

……メリハリは大事だからね?別に四六時中働いてろ!とかは言わないけどね?(なにそれ、超ブラックじゃん)

メリハリをつけずダラダラ過ごす時間を削って、なんか頑張ろうよ!ってことを言いたいだけだから。

勘違いしないでよねっ!バカっ!(ツンデレ寒河)

 

だから「無駄にできる時間なんて無い」ことをこの物語は教えてくれます。

命短し動き出せよ少年!

なんか自己啓発本的なことをダラダラと書いてしまいましたが、これは小説ですのでそんな難しいことは考えず楽しんで読んでくだされば、と思っています。面白い小説ですから。

楽しんで読む、これ大切。

ぜひ読んでね!読まなかったらどうなるか、知らないからねっ!(再びツンデレ寒河)

 

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青の数学

雪の日に出会った女子高生は、数学オリンピックを制した天才だった。その少女、京香凜(かなどめかりん)の問いに、栢山(かやま)は困惑する。「数学って、何?」――。若き数学者が集うネット上の決闘空間「E2」。全国トップ偕成高校の数学研究会「オイラー倶楽部」。ライバルと出会い、競う中で、栢山は香凜に対する答えを探す。ひたむきな想いを、身体に燻る熱を、数学へとぶつける少年少女たちを描く青春小説。

引用:『青の数学』 – 新潮社

簡潔に言うと、高校生たちが数学に打ち込む話。今シリーズで2冊出てます。

 

こちらは読んでると、数学を解きたくなる。よくわかんないとこもあるけど、物語が面白いから数学要素はあまり気にならない。

むしろさっきも言ったけど、数学を解きたくなる。

数学教師は生徒に数学に対する興味をもたせたいなら、『青の数学』と『フェルマーの最終定理』を読ませるべき。

絶対何人かは興味持ってくれるよ!

 

さて、本題。

これを読むと、キャラクターの数学に対する熱気にやられます。

「うおー、なんか頑張りてえー!」みたいなやる気を引き出してくれます。

(高校の頃にこれを読んだ僕は数学が楽しくなりました。数学に熱中することで小説の登場人物の気分に味わってたんですね。

心理学で言う同一視ですかね。

興味は持てたものの、あまり数学の成績は上がらなかったんですが。

まあ好きになるだけでも大きな一歩だよね!

……開き直っちゃったよ)

 

主人公栢山は「自分にとって数学とはなにか?」と考え続けます。そして栢山はその答えを見つけます。

その答えは今からなにかを頑張ろうとしている人、頑張っている人を後押ししてくれるんじゃないかと思います

どんな答えを出したのかは、是非読んで確かめてください。

 

無駄にできる時間なんて無い!さあ、頑張れ!

(松◯修造みたいになったな。僕は熱血キャラじゃないんだけど。いろんなキャラで書きすぎて怪人百面相みたいになるかな。

「とっつあぁ〜ん」ってね。……あ、これはルパンか)

 

青春物語だから読みやすいし、共感もしやすいです。そして…………面白い。(溜めて言うことでもなかった)

ぜひ読んでネー。

 

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まとめ

今回は『マレ・サカチのたったひとつの贈物』と『青の数学』を紹介しました。

本の内容紹介はあらすじで十分かなと思い、あまりしませんでした。

あ、この2冊は小説ですよ。自己啓発本ではないですよ。なんか自己啓発本の紹介みたいになってしまいましたけど。

いやでも重ねて言いますけど、この2冊ホントに面白いから!

読んで読んで読ーんでー!(ダダごね寒河)

 

……えーさて、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

次回の記事もよろしくお願いします。

まーたねーバイバーイ!

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