どもー!みなさん、カリメーラ!(カリメーラはギリシャ語で、「おはよう」という意味です)
Pascastライターの寒河です。
今回は前回に引き続き、中級編ですね。初級編をまだご覧になってない方はどうぞこちらからご覧ください。
[kanrenc id=”1468″]前回の初級編で本に興味を持ってもらえたでしょうか?もしそうならば、嬉しいですねえ。
……ぬふふ。あ、気持ち悪いですか、すいません。
今回の中級編では、本を読む習慣をつけるのを目標とします。(中級編で習慣ついちゃうの!?上級編何書くの!?僕よ!)
さてさて、本を読む習慣をつけるには、やはり継続的に本を読まなければなりません。
しかし面白くなく読みにくい本だと読む気も起こりませんし、眠くなります。(寝落ちなんてザラだ!)
Q.じゃあ、どんな本を読めばいいか?
A.面白くて読みやすい小説を読めばいいじゃない。
なので多くの人にとって読みやすい(であろう)恋愛、青春小説をおすすめすることにしました。
僕は安定的に面白く読みやすいのは恋愛、青春小説の類だと思っています。(僕がそういったものに飢えてるからとかいう理由ではないですからね?……ね?)
なぜ恋愛、青春小説をおすすめするかと言うと、理由は1つ。
読みやすく書かれてるからです!ドドンッ!(効果音入れる機能とかないかな)
恋愛、青春小説は読者に共感してもらわないと、面白さが伝わりにくいんです。心の機微を描きますからね。
だから心情を伝えるために、文章の表現で悩まないように、文章は読みやすく書かれていることが多いです。子どもでも読みやすい小説も多いですし。
さて、それではさっそく小説を紹介していきましょう!お楽しみに〜!(僕の下手な感想付きです。イマイチ魅力が伝わらないかもしれません。だから今言っておきます。つべこべ言わず小説を読め!僕の感想は面白くなくても、小説は面白いのだから!)
…………また前置きが長くなってしまった。
そこのところご理解お願いします。
(前に知り合いに僕のおすすめ小説を貸したら、「超…………つまんなかった!」と言われた経験あるのでね。感想は言えても、人に勧めるのには責任が必要ですね。……そんなに言葉、溜めんでええやんか。)
中級編:読書習慣をつけるために読みやすい本を読みこなす!
1.読みやすいおすすめ恋愛小説
『植物図鑑』 有川浩
女の子は、「花」も「男子」も欲しいのだ! ラブ濃度120%!!
「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか? 咬みません。躾のできたよい子です」ある日、道ばたに“落ちていた”彼。河野さやかは、樹と名乗る青年を家に招き入れるが!? ほどよく切ない道草恋愛小説。
ベタでベタ甘な恋愛小説です。率直なことを言いますと、普通に面白いのですが、とびきり面白いわけではないですね。
ハリウッド映画的なエンターテイメントを求めないでくださいね。あくまで恋愛小説です。
大衆恋愛小説としてはすごく完成されていると思います。恋愛小説にしては分厚めですが、すごくスルスルと読めました。
僕、出会いのシーン読んだ時、恋愛ファンタジーだと思ったんですよね。(物語後半でもまだそう思ってました)
いやだって、鶴の恩返し的な話かと深読みしちゃったんだもん。(このように、ストーリーを深読みするのも1つの楽しみ方です。)
あとこの本を読むと、健康的な生活を送りたくなる。そして道端の草をむしって持って帰って料理して食べたくなる。(ちゃんと調べてからそういうことをするのよ。危険なんだから!……ふざけました。すいません。)
僕、本に影響を受けやすいんですよ。(こういう気持ちは誰でもなるのかな?)
独り身の女性の方、ぜひぜひおすすめです。(怒らないで!)
『わたしの恋人』 藤野恵美
つきあい始めたばかりの高校生二人と、その家族。爽やかな青春小説!
保健室で出遭った女の子のくしゃみに、どきんと衝撃が走った。高校一年の龍樹は、父母の不仲に悩むせつなと付き合い始めるが--。かたくなな心が次第に自由を取り戻すまでを、爽やかなタッチで描く!
僕が初めて自分で買った恋愛小説です。
一級品の読みやすさ!と言えるほどに読みやすいですね。主人公2人は高校生なので、誰でも感情移入しやすいし、大人でもあの青春の日々を思い出しながら読めるんじゃないでしょうか。
僕は初めて自分で買った恋愛小説だけあって(その時、中学生だったこともあって)、キャー!キャー!叫び転げながら読んでました。思春期の男子中学生には究極に羨まし過ぎますね。(何?キモい?キモくないですよ!恋愛小説はそういう効果をもたらすのです。……いや、キモいか?何も事情知らない人が客観的に見たらヤバいやつか?)
好きなシーンは最後のアレ。せつなちゃん、めっちゃ可愛くなっとるよ。(最初らへんのページと読み比べてみ。娘を送り出した父親のような気分になるよ。)
これを読んだあとは龍樹の親友・勇太と、クラスの美少女・結城さんの物語である『僕の嘘』もどうぞ。
パパッと読めるよ!
2.読みやすいおすすめ青春小説
『少女は卒業しない』 朝井リョウ
高校最後の卒業式、7つのさよならの物語。
校舎取り壊しが決まっている高校、最後の卒業式の一日。少女7人が迎えるそれぞれの別れを、瑞々しく描く連作短編集。恋愛あり、友情あり、成長あり、ミステリ的仕掛けあり。青春の全てがここに!
僕は「エンドロールが始まる」という短編があの中では1番好きですね。文章表現が素晴らしいんですよ!
心情描写と情景描写が見事にマッチしていて、透き通った青の風景が終始漂っています。
言葉で描き出された綺麗な情景とその言葉を頭の中でゆっくり反芻し、堪能する!
これこそ、まさに、小説の醍醐味!
すいません、熱くなりすぎました。お気に入りの一冊だからしょうがないですよね!?(何処かに分かってくれる者はおらぬか?)
あと、短編の構成が凄い!
彼女たちそれぞれが抱えている事情で悩んで、それでまだ完全に解決しきってないけど終わりが来ちゃう。
みたいなハッピーエンドでもバッドエンドでもないという淡い切ない感情が僕の心を揺さぶってきました。(きっかりひと段落ついた短編もありますが)
とても読みやすくていい連作短編集ですよ。
『また、同じ夢を見ていた』 住野よる
友達のいない少女、リストカットを繰り返す女子高生、アバズレと罵られる女、一人静かに余生を送る老婆。彼女たちの“幸せ”は、どこにあるのか。「やり直したい」ことがある、“今”がうまくいかない全ての人たちに送る物語。
「この小説は青春小説ではない」と言う人もいらっしゃると思います。(僕は正解を知らない)
しかし僕はこの小説を青春小説だと思っています。(解釈は人それぞれだよね!キラリ☆)
この物語は菜ノ花が自分の「幸せ」を探すため、色々な人に話を聞いて幸せを模索します。
菜ノ花の語り方(もしくは筆者の文体)の効果か、僕は物語の世界がずっとポカポカしてて、のんびりとした風に感じました。
もうね、「オセロ」、「マドレーヌ」、「カエル」とかの単語がすごく可愛らしくポンポンと弾むように聞こえるんです。
この本を読めば、楽しく毎日を生きている菜ノ花に励まされること間違いなし!(注、僕はロリコンではないです笑。でも、勘違いされてもいいぐらいに菜ノ花は魅力的だと思います。)
そして同時に、自分の「幸せ」を見つめ直すいい機会になると思います。
あと表紙!なんか物憂げというか、寂しそうというか、「明日はどんなこと起こるかな」的な感じというか、すごく惹かれました。言葉にし難いですが、見れば分かってくれるんじゃないかと思ってます。(そこを言葉にして伝えるのが僕の役目なんですが、まだまだ未熟者ですいません)
とても読みやすいです。スルスルとページが進みます。(そうめんのように。あ、面白くない?ギャグのセンスも磨かねば!)
疲れ気味の大人の方にこそおすすめしたい!(僕ももう一回読もうかな。最近バイトしんどくて。働いてる皆さん、お仕事お疲れ様です。)
3.おすすめの読みやすい小説達
4冊しか紹介できなかったので、他にも何冊かおすすめの小説を、あらすじと共に載せておこうと思います。
「多くの本を読みたい」という読書欲に駆り立てられている方はぜひ参考にしてください。(もしかすると、次回以降の記事でまた改めて紹介するかもしれません)
『恋愛寫眞 もうひとつの物語』 市川拓司
あの『いま、会いにゆきます』よりも好きだという人が数多くいます。堤幸彦氏の映画『恋愛寫眞』との競作として世に出、その後『ただ、君を愛してる』と題して再度映画化され、物語の完成度とともに、恋することの切なさや美しさをリリカルに描いた傑作恋愛小説として35万部を突破した、市川拓司氏のもう一つの傑作です。物語のラストで語られる名セリフ、「別れはいつだって思いよりも先に来る。それでもみんな微笑みながら言うの。さよなら、またいつか会いましょう。さよなら、またどこかで、って。」の言葉の意味を、ぜひ味わってみてください。
『TUGUMI』 吉本ばなな
病弱で生意気な美少女つぐみと海辺の故郷で過した最後の日々。二度とかえらない少女たちの輝かしい季節を描く切なく透明な物語。
『黄色い目の魚』 佐藤多佳子
海辺の高校で、同級生として二人は出会う。周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、気がつくとみのりの表情を追っている。友情でもなく恋愛でもない、名づけようのない強く真直ぐな想いが、二人の間に生まれて――。16歳というもどかしく切ない季節を、波音が浚ってゆく。青春小説の傑作。
引用:黄色い目の魚 – 新潮社
『鴨川ホルモー』 万城目学
このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ–謎の部活動「ホルモー」に誘われるイカキョー学生たちの恋と成長を描く超級エンタテインメント!!
『いちご同盟』 三田広誠
高校受験と自分の将来に悩み、死さえ考えた良一。野球部のエース徹也を通じて、不治の病の少女・直美と出会い、生きる勇気を知った。15歳の少年が見つめる愛と友情と死…。
引用:いちご同盟 – 集英社
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 鴨志田一
――ねえ、キスしよっか。そう言って僕をからかってきた彼女は、しばらくして僕の前から消えてしまった。図書館にバニーガールは棲息していない。その常識を覆し、梓川咲太は野生のバニーガールに出会った。しかも彼女はただのバニーではない。咲太の高校の上級生にして、活動休止中の人気タレント桜島麻衣先輩だったのだ。数日前から彼女の姿が“周囲の人間に見えない”という事象が起こり、図書館でその検証をしていたという。咲太は麻衣に協力する名目で彼女とお近づきになるが――?海と空に囲まれた町で、僕と彼女の恋にまつわる物語が始まる。
まとめ
中級編では読みやすい恋愛、青春小説を紹介しました。
もうなんか自分の好きな小説について語りまくっただけ、みたいな記事になってしまった気がしますね。(まあそれで魅力が伝わったらいいか、と思っています。本の魔力、怖ろしや……)
楽しく本を読む癖をつけ、読書習慣をつけるのに繋げていきましょう。
恋愛も青春も楽しんでください!(もちろん本の中でね!……「リアルは?」って?……僕の恋愛と青春は本の中にあるのさ)
次回の記事は上級編です。(何書くかすら未定。考えは色々あるけど)
最後まで読んでくださりありがとうございました。ではまた次の記事で!
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