11月9日よりユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で始まる期間限定イベント『ユニバーサル・ワンダー・クリスマス 2018』。
このクリスマスイベントの中で最も大きい催しが、今年でシリーズの上演が10年目を迎えるショー『天使のくれた奇跡』です。
2008年に『天使のくれた奇跡Ⅰ 〜The Gift of Angels〜』(2008〜2010)として始まったこのシリーズは、『天使のくれた奇跡Ⅱ 〜The Song of an Angel〜』(2012〜2014)を経て、2015年からは『天使のくれた奇跡Ⅲ 〜The Voice of an Angel〜』を上演。2018年の今年、ついにグランドフィナーレを迎えます。
そんな『天使のくれた奇跡』は、『Ⅰ』、『Ⅱ』、『Ⅲ』を通してストーリーが繋がっています。
この記事では、今年で最後となる『天使のくれた奇跡Ⅲ』を見る前に、過去のストーリーを振り返っておきたいと思います。
『天使のくれた奇跡』の登場人物
まず、『天使のくれた奇跡』の登場人物のご紹介です。
シリーズを通しての主人公は2人。男性のアンドリューと、女性のメリッサです。
そして『天使のくれた奇跡Ⅲ』より、男の子のティミーと女の子のグレースが加わります。
『天使のくれた奇跡Ⅰ』のストーリー
『天使のくれた奇跡Ⅰ 〜The Gift of Angels〜』は2008年から2010年の3年間上演されました。2008年といえば、北京オリンピックがあったり、日本でiPhone 3Gの販売が開始された年です。なんだかとても懐かしく感じますね。
また当時は、『天使のくれた奇跡』シリーズが続いていくと確定していたわけではない(実際、2011年のクリスマスは別のショーが行われた)ので、『Ⅰ』というナンバリングはありませんでした。この記事では分かりやすくするように全てに数字をつけています。
さて、そんな『天使のくれた奇跡Ⅰ』のストーリーを振り返って行きましょう。
ショーの舞台はパリのルーヴル美術館。
そこで働くアンドリューとメリッサは、お互いに想いを寄せていたものの、その想いをなかなか打ち上げることができずにいたのです。
そんな2人はクリスマス・イヴの夜、お互いのバッグにこっそりと、とあるプレゼントを入れて帰路につきます。
帰ってからそのプレゼントを開けて見るとビックリ。なんとお互いに送りあったプレゼントはどちらも同じ「天使のベル」だったのです!(この「天使のベル」は『天使のくれた奇跡Ⅲ』でも登場する重要アイテムです!)
この偶然が「天使のくれた奇跡」だと感じた2人はお互いを探し、再会を果たします。
そしてお互いに抱いていた想い、愛する気持ちを伝え合います。
するとそこに天使が登場!2人の愛を祝福するかのように舞い踊ります。まさに「天使のくれた奇跡」だったということですね。
そして最後はこのように締めくくられます。
「愛すること。それは私たちに与えられた最高の贈りもの。世界中の人々が幸せに溢れた時間を過ごせますように。」
『天使のくれた奇跡Ⅱ』のストーリー
2011年はナイト・ファンタジー・ラグーンショー『フォーエバー・ラブ・クリスマス』が開催されましたが、2012年には『天使のくれた奇跡Ⅱ 〜The Song of an Angel〜』となって戻ってきて、2015年までの3年間上演されました。
2012年といえば、ロンドンオリンピック開催、東京スカイツリー開業の年。このあたりからはかなり記憶に新しい気がします。
それでは『天使のくれた奇跡Ⅱ』のストーリーを振り返ります。
パリで出会い、愛を育んできたアンドリューとメリッサは、生まれ故郷であるニューヨークに戻ります。
クリスマス・イブにアンドリューはメリッサにプロポーズ。2人は来年のクリスマス・イブに結婚することを誓います。
そして1年後のクリスマス・イブに、アンドリューとメリッサの結婚式が行われます。
永遠の愛を誓った2人を、家族や友人、そして天使たちが祝福の踊りで迎えます。
最後はこのように締めくくられます。
「誰かがあなたのそばにいて愛を与えてくれること。心を支えてくれる友や家族がいること。あなたが心から愛をささげる人がいること。すべて天使のくれた奇跡なのです。」
『天使のくれた奇跡Ⅲ』のストーリーは?
以上のストーリーを経て、2015年より『天使のくれた奇跡Ⅲ 〜The Voice of an Angel〜』が上演されています。2018年は4年目になりますね。
冒頭でも書きましたように、『天使のくれた奇跡』シリーズは今年で最後。10年のロングランもここで終止符を打ちます。
さて、詳しいストーリーやショーの流れは別途記事にしますので、ここでは昨年まで上演されていた内容からストーリーを少しだけ書いておこうと思います。
『天使のくれた奇跡Ⅱ』で結婚したアンドリューとメリッサの間には2人の子ども(ティミーとグレース)が誕生し、4人家族に。
子どもたちが小学校低学年〜中学年くらいになったころがこのショーの設定です。
子どもたちへのクリスマスプレゼントを選ぶアンドリューとメリッサからストーリーが始まります。
その帰り道、子どもたちは(ティミーとグレース)は「クリスマスって楽しいよね!」、「クリスマスプレゼントがもらえるしね」という話になり、パパとママに昔どんなクリスマスプレゼントを贈り合ったのかを尋ねます。
その答えはどちらも「天使がついたベル」。『天使のくれた奇跡Ⅰ』で登場したものですね。
両親から「天使のベル」について説明を受けた子どもたちは、興味津々。ティミーはそのベルを貸してくれるように頼みます。
そして家に帰り、パパとママから「天使のベル」を貸してもらった子どもたち。ベルを鳴らすと天使がやってくるとパパから聞いたため、ベルを鳴らします。
ここで場面が変わり、アンドリューとメリッサが過去を振り返って歌を歌います。
そして再び子どもたちがベルを鳴らす場面に戻ります。大きく振ってベルを鳴らしていると、グレースがベルを落とし、壊してしまいます。
子どもたちは教会へ行ってお祈りし、天使にベルを直してもらおうと考え、教会へと向かいます……。
ここまででショー全体のうち半分くらいです。続きは是非とも現地でご覧になってくださいね!
まとめ
この記事では2018年の今年グランドフィナーレを迎えるUSJのクリスマス・ショー『天使のくれた奇跡』の過去のストーリーを振り返るとともに、今年上演4年目となる『Ⅲ』の前半のストーリーをお伝えしました。
この記事ではストーリーをメインに扱いましたが、『天使のくれた奇跡』の魅力におけるストーリーの割合は筆者の感覚では大体25%くらいです(笑)
残りの75%の魅力はプロジェクションマッピング、歌、ツリーの点灯などが占めています。それでも、3作10年間続いたストーリーには深いものがあり、知っておくに越したことはありません!
今年を最後にもう見られなくなってしまう『天使のくれた奇跡』。
今までに見た方も、まだ見たことがない方も、この感動のクリスマス・ショーを是非とも現地で鑑賞してくださいね!
『ユニバーサル・ワンダー・クリスマス 2018』および『天使のくれた奇跡Ⅲ』は、11月9日(金)よりスタートです!
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