突然ですが、皆さんはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や東京ディズニーリゾート(TDR)などのテーマパークに行く前に、ガイドブックを購入したことはありますか?
Amazonで調べたり、本屋さんに行けばたくさん並んでいますよね。
行き先のテーマパークから遠方に住んでいる場合、前々から計画を立て効率よくパークを周りたいものです。
そのためにガイドブックは有用ですが、筆者はUSJにおいては公式以外のガイドブックを購入すべきではないと考えています。(追々書いていきますが、一概にダメというわけではありません。)
今回はその主な理由を3つご紹介し、逆に公式は購入すべきなのか、公式以外で買うとすればどれが良いのかということについても触れていきたいと思います。
この記事は筆者の個人的な意見を書いたものであり、特定の書籍の販売活動を妨害する意図は一切ありません。
また、サムネイル画像等に使用した書籍の表紙画像はあくまでイメージで、それらの本に問題があるということではございません。
USJのガイドブックはたくさんある
Amazonで「USJ ガイドブック」や「USJ 攻略本」と検索すると、ざっと10冊以上の書籍がヒットします。
また、大きな本屋さんに行くと旅行関連本のコーナーにガイドブックがズラリ。
今回この記事を作成するに当たって、多くの本に目を通してみました。
それでは筆者が考える、USJの公式以外のガイドブックを買うべきでない理由をご紹介していきます。
理由1:写真がない
USJ公式以外のガイドブックには、基本的に写真がありません。
あったとしてもUSJとは直接関係のないフリー素材的な写真ばかり。写真の代わりにイラストが多用されていることが多いです。
写真は著作権の問題が絡んでくる(書籍は基本的に営利目的で出版されるため、他人の著作物を引用の範囲外で掲載するときは著作権料が発生したりする)ため、載せることができないわけです。
逆に公式のガイドブックにおいてはその問題は発生しないので、写真がふんだんに掲載されています。
写真があるとイメージが湧きやすく、家族で一緒に見ながら「これ乗りたい!」「これ食べたい!」など、じっくりとパークでの計画を立てることができたりします。
その点で、写真がない非公式ガイドブックを購入する価値は少し低くなると考えます。
理由2:間違った情報が掲載されていることがある
これに関しては大きな問題があると感じました。
ここではとあるUSJ非公式ガイドブック(2018年4月出版)で見つけた実際の間違いを、ひとつ挙げたいと思います。
2018年5月17日からUSJでは、新しいナイトパレード『ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード 〜ベスト・オブ・ハリウッド〜』が始まります。
その新パレードには「特別鑑賞エリア」が存在し、有料の「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード特別鑑賞エリア入場券」を購入すると良い位置からパレードを鑑賞できるようになっています。
さて、その非公式ガイドブックには新ナイトパレードに関する情報が掲載されていたのですが(しかも巻頭特集で)、特別鑑賞エリア入場券の名前が「チェックインパス」になっていました。
今回の新パレードにそんなパスなど存在しません。
また、特別鑑賞エリアの入口のマップも掲載されていたのですが、USJ公式サイトのマップと比べると全く違う場所になっていました。
名前も場所もデタラメ。
実は「チェックインパス」は約2年前まで行われていたUSJのナイトパレード『マジカル・スターライト・パレード』において、特別鑑賞エリアにあたる「スターライト・エリア」に入場するためのパスの名称に使われていたのです。(スターライト・チェックインパス)
また、特別鑑賞エリアの入口としてマップに記載されていた場所は、その「スターライト・エリア」の入口になっていました。
その非公式ガイドブックの著者の方は、
USJで新ナイトパレードが始まる。ナイトパレードといえば前の『マジカル・スターライト・パレード』と大体同じだろう
と考え、前のパレード情報を流用したのでしょう。
ここではひとつの例しか紹介しませんが、巻頭特集の大事なところでこれほどの間違いがあったわけですから、他にも間違いはあると思われます。
もちろん、全ての非公式ガイドブックがそうだとは限りません。
しかし、誤情報が掲載されているガイドブックは信用がなくあまり役に立つとは思えませんし、最も怖いのは誤情報があるとき、どこにあるのかもわからないことです。
その点、公式ではそういったことはまずないでしょうから安心です。
理由3:ぶっちゃけネットで調べればわかる
これを言ってしまえば元も子もありませんが、公式非公式問わずガイドブックや攻略本に載っている情報は、ネットで調べるとわかるものがほとんどです。
また、平均的な待ち時間などが掲載されている攻略本もありますが、紙面では掲載できる量に限界があり、あまり詳しくは載っていません。しかしネットでは平日・休日、さらには時間帯まで分かれていることがあり、参考になる確率は高いです。
写真だって一般の方のブログやTwitterに大抵ありますし、それらは公式ガイドブックに掲載されているものよりも豊富です。
そういう点では、調べる手間を惜しまないのであれば、ガイドブック・攻略本を買うメリットは少ないかもしれません。調べるのが面倒だという場合や、家族で一緒に見ながら計画を立てたいという場合は、一冊購入するのもアリだと思います。(購入する際のオススメのガイドブックは「まとめ」でご紹介します)
まとめ
今回は「公式以外のガイドブックを買うべきでない3つの理由」をお伝えしました。
かかっても1000円ほどの買い物ですので、それほど考えることではないかもしれませんが、本来いらないものを買うのであればパークでの食事やお土産を購入したりするのに回す方が有効だと思います。
TDRであれば講談社がパークのスポンサーになっているので、購入するとしたら公式一択なのですが(実際筆者もたまに購入しています)、USJは公式といえどもそこまでではありません。
皆さんの状況に合わせて、公式を買うか、非公式を買うか、どちらも買わないかを検討してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうどざいました!それではまた次の記事で。
最後に、購入する場合にオススメの本を挙げておきますので参考にどうぞ!
上のガイドブックはUSJ公式でガイド本大手の「るるぶ」が制作しているものです。
写真もふんだんに掲載されていて、旅行前などにイメージを膨らませながら計画を立てるのにはもってこいかと思います。グルメ・グッズ等の情報は豊富です。
ただ、待ち時間情報やその他マニアックな情報はほとんどなく、昨年夏の出版なので情報は少し古いものになっています。
公式以外のガイドブックであれば、下の本が良いかと思います。
写真は一切ありませんし中身も単調な感じですが、待ち時間情報やパークを効率良く回るための少しマニアックな情報まで掲載されていました。
出版は今年2月。情報も比較的最新のものが掲載されています。
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