唐突ですが、iPhone Xの強みのうちの一つに「カメラ」があります。
デュアルレンズを搭載し、まるで一眼レフで撮影したかのような背景ボケを実現できる「ポートレート撮影」の機能も備わっています。
今や旅行先などでもiPhoneなどのスマートフォンで写真を撮る方が多く、別でカメラを持ち歩くほうが少数派になっいます。
そこで、当サイトの柱「テーマパーク」と「デジタル」を掛け合わせた記事を作成しようと思い、東京ディズニーリゾートの風景をiPhone Xでたくさん撮影してきました。
「ポートレート撮影」、「夜のショー・パレード撮影(ファンタズミック編・エレクトリカルパレード編)」、「風景を普通に撮影」の4つに分け、本記事から4記事連続で公開します。
この記事では「ポートレート撮影」の写真を掲載、他の3つは以下のリンクからご覧ください!



写真の前に…
写真をご覧いただく前に、今回の撮影環境を記しておきます。
- 撮影日…2018年3月18日(日)〜20日(火)
- 撮影場所…東京ディズニーランド/東京ディズニーシー
- 当記事の写真は全てiPhone Xのポートレートモードで撮影
- ポートレートライティングは全て「自然光」に設定
- 掲載している写真は原則無編集の撮って出し
- ジンバルや外付けのレンズ等アクセサリーは付けない
- 特にこだわった撮影(納得いくまでの撮り直しなど)はしない
以上の事項をご理解いただき、ご覧ください。
それではどうぞ!
料理が綺麗に撮れる
ポートレート撮影ではピントを合わせる被写体を2.5メートル以内に配置したければならいため、TDR内でその機能の実力が発揮できる撮影可能な場所は私的にはあまりないように感じました。(ポートレートで撮影しても効果が感じられないことも…)
そんな中で威力を発揮したのがレストランでの食事の撮影でした。
TDL「ハングリーベア・レストラン」

3月18日午前11時頃、TDL ハングリーベア・レストランにて。ピントは手前の「ハングリーベア・カレー」(¥1,280)
個人的に今回のポートレート撮影の写真はこれがもっとも綺麗に撮れていると思います。
一旦ポートレートモードで撮影しておけば、後でそのオンオフを切り替えることができます。
この写真のポートレートをオフにすると以下のようになります。

ポートレートをオフにすると、奥の「ポークカツカレー」(¥980)の皿にある文字もはっきり見える
同じ被写体の失敗作を2つ載せておきます。

レシートにピントが合ってしまった

こちらは一見いい感じに撮れているが、よく見ると皿の手前側に不自然なボケが発生している
TDL「スィートハート・カフェ」
続いてはTDLのスィートハート・カフェで購入したパン類を撮影。

撮影場所はホテルのため、若干薄暗い。ピントは手前の「マイクメロンパン」(¥270)、奥は「ダブルチョコレートマフィン」(¥270)
TDS「ヴォルケイニア・レストラン」

3月19日午後8時頃、TDSのヴォルケイニア・レストランにて。店内は暗いので、普通に撮ると何かわからないくらい真っ暗になった。

フラッシュを焚いてみた。ポートレート撮影には成功しているが、美味しそうに見える写真は撮れなかった。
そのままでは少し残念な結果になってしまったので、1枚目の暗い写真を明るさ・彩度を調整してみました。

全体的にノイズが酷いが、上2つよりは美味しそうに見える写真になった
ピントは全て手前の「豚肉とタケノコのあんかけ麺」(¥980)です。
次は、アトラクション待ち列(Qライン)で撮影したポートレート写真です。
Qラインでポートレート撮影
ディズニーリゾートのアトラクション待ち列(Qライン)は凝った作りになっており、色々と面白いものです。
今回はTDSの3つのアトラクションに並んでいる間に、ポートレート撮影をしてみました。
TDS「ディズニーシー・トランジットスチーマーライン(ロストリバーデルタ)」
ここでは1枚だけ。

3月19日正午ごろ撮影。左上が白飛びしているが、雰囲気のある写真になった。
TDS「海底2万マイル」
ここでは最もポートレートらしい写真を撮ることができました。

3月19日午前10時頃撮影。手前の柵とその背景のボケの差がはっきりしていて、これぞポートレートだといえる写真が撮れた。
上の写真に関しては、金網フェンスのところをよく見てみると、不自然になっている場所も見受けられます。機械処理ですので、仕方ないですね。

こちらも上と同じ時間に撮影。シンプルなので、きれいな背景ボケができている。
Qラインをもう少し進んだところで、こんな写真も取れました。
なんでもないような柵や小物などをポートレートで撮影してみると、意外と良い写真が撮れました。
TDS「トイ・ストーリー・マニア!」
最後は超大人気アトラクション、「トイ・ストーリー・マニア!」のQラインです。
ここには被写体がカメラから2.5メートル以内にあるものが多いので、ポートレート撮影をしやすい場所になっていると思います。

普通のカメラモードだと後ろに写っている方々にモザイクをかけなければいけないが、ポートレートでは背景ボケによりその必要はなくなる。
背景ボケの効果が十分に感じることができる写真を取ることができました。
まとめ
料理のポートレート撮影まとめ
- ある程度の明るさがあり、ピントがしっかり合えばかなり良い写真が撮れる
- 暗い場所、フラッシュを焚いた場合もポートレートの威力(背景ボケ)は発揮されるが、美味しそうな料理写真にはならない
- 暗い場所で撮影した写真でも、編集・調整すればそこそこ良い写真になる
Qラインでのポートレート撮影まとめ
- ピントを合わせる手前のものと背景となる奥のものの距離の差がある場所を選んで撮れば、良い写真が撮れる
- うまく撮れば背景に写り込んだ人々を自然にボカせる
- Qラインは随時進むので、他のゲストのじゃまにならないよう時間をかけずに撮影したい
- パーク内には撮影禁止の場所も多くあるので注意
綺麗に撮ることができれば思い出に残る1枚に!
iPhoneのカメラ機能は本当に素晴らしいもので、iPhone Xの特徴を3つ挙げるとしたら、間違いなくその中に入ってくると思います。
機械処理の過程で不自然なところができてしまったり暗さには弱いなど、完璧にはまだ遠いかもしれませんが、条件が揃えば一眼レフで撮影したものに引けを取らない良い写真が撮れるようになりました。
コツを掴めば、とっておきの思い出に残る1枚が撮れるのではないでしょうか。
次の記事は「夜のショー・パレード撮影」編です。
それではまた!
おまけ メディテレーニアン・ハーバーの菜の花
最後に、メディテレーニアン・ハーバーでポートレート撮影した菜の花の写真を載せておきます。
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